jump throw/toggleスクリプトを許可する大会共通ルール改定について
jump throw/toggleスクリプトについて
これまで、JCG CS:GO大会共通ルール上は使用が許可されていなかった、いわゆる「jump throw」「toggle」スクリプトについてですが、これを許可する大会共通ルール改定を行います。
これにより、JCG CS:GO大会で許可されるスクリプトは以下の6種類となります。
- buyスクリプト
- demoスクリプト
- sayスクリプト
- nicknameスクリプト
- jump throwスクリプト
- toggleスクリプト
なお、これ以外のスクリプトは引き続き使用禁止となっておりますので、試合サーバーにて使用することのないようご注意ください。
大会共通ルール改定の経緯
jump throwスクリプトについて
そもそも、CS:GOにおいて投擲されたグレネードの軌道は、CS 1.6よりもランダム性が強いとされています。そして、そのグレネードの軌道を安定させるために使われるのがjump throwスクリプトです。
グレネードの軌道が一定でないことはゲーム本来の仕様であり、これをスクリプト使用によって回避することはexploit(バグの利用)に該当すると言えなくもありませんが、eスポーツシーンにおいてはランダム性を排除した実力本位のゲームプレイが望まれているのも事実です。
この点、JCGが提携している国際eスポーツ団体「ESL」の現在のCS:GO大会ルールでは、jump throwスクリプトの使用が明示的に許可されております。
(ESL One 2015 Katowice大会では記載がなく、原則に従えば使用禁止と解釈できましたが、ESL One 2015 Cologne大会では使用禁止の対象外としてルールブックに明記されております)
(参考) ESL One Cologne 2015 Rulebook - 6.3.2 Forbidden Scripts
http://gfx.esl.eu/media/eu/csgo/eslone/cologne2015/ESLOne_CSGO_Rulebook.pdf
JCGは、ESLに準じる方向でJCG CS:GO大会共通ルールや大会レギュレーションを運用しており、これに沿って、今回の大会共通ルール改定を行うこととなりました。
toggleスクリプトについて
こちらも、ESL CS:GO大会ルール(前述)において、明示的に使用が許可されております。
toggleスクリプトは、プレイヤーの操作手順を減らすという面で有利をもたらすものではありますが、使用するプレイヤーと使用しないプレイヤーの間で不公平が生じるものとはいえず、また、ゲーム内容や競技性を損ねるものではないことから、これを許容します。
JCGは、今後もより良い大会を目指して運営を行っていきます。
皆様のご理解・ご協力のほど、よろしくお願い致します。